こちらは覚念寺微笑み法話でございます。3月になり、少しずつ寒さも和らいで春が近づいてきました。二月はバンクーバーオリンピックが開催され、女子フィギアスケートでは浅田真央選手が銀メダルを獲得し、ほかの競技においても熱戦が繰り広げられ、大いに盛り上がったことと思います。皆様はいかがお過ごしでしょうか。

 

今日のお話は「三帰依文」のお話をさせていただきたいと思います。

今から約2,500年前、お釈迦さま在世の時、当時のインドの人々は、この三帰依文を唱えて、お釈迦さまの弟子として入門の儀式を行ったと伝えられています。

以来、この三帰依文は広く世界の仏教徒によって大切に唱え継がれています。「仏に帰依し奉る」の「仏」は、お釈迦さまです。お釈迦さまを尊い御仏と敬って、心の拠り所といたします。

 

そうした思いを込めて「仏に帰依し奉る」と唱えます。「法に帰依し奉る」の「法」というのは、お釈迦さまの説かれた真理・教えのことです。「僧に帰依し奉る」の「僧」というのは、日本では僧侶というと一人のお坊さんを指しますが、この僧は僧伽(そうぎゃ)、インドの古い言葉で「サンガ」といい、仏の教えを学び伝える人々の集まりを指します。

つまりこの「仏に帰依し奉る 法に帰依し奉る 僧に帰依し奉る」という三帰依文は、御仏であるお釈迦さまを敬い、その説かれた教えを大切に守り、そしてその教えを学ぶ人々の集まりを大切にいたしますと唱えているのです。

現在でもお説教の始まりなど仏教行事において唱えられ、私たちの身近に教えになっています。最後に三帰依文をご唱和して締めさせていただきたいと思います。

 

人身受け難し、今すでに受く。仏法聞き難し、いますでに聞く。

この身今生において度せずんば、さらにいづれの生においてかこの身を度せん。

大衆もろともに、至心に三宝に帰依し奉るべし。

自ら仏に帰依したてまつる。まさに願わくは衆生とともに、大道を体解して、無上意をおこさん。

自ら法に帰依したてまつる。まさに願わくは衆生とともに、深く経蔵に入りて、智慧海のごとくならん。

自から僧に帰依したてまつる。まさに願わくは衆生とともに、大衆を統理して、一切無碍ならん。

無上甚深微妙の法は、百千万劫にも遭遇うこと難し。我いま見聞し受持することを得たり。

願わくは如来の真実義を解したてまつらん。

 

次回の微笑み法話は316日に更新させて頂きます。またお聞きください。よろしくお願いします。  合掌


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