こちらは覚念寺ほほえみ法話でございます。

 

先日あるお檀家さんの家に月忌参りのときに仏壇に飾られている「ろうそく」についての質問があったのでお話させて頂こうと思います。

 

仏教においての蝋燭の色は白・赤・金・銀が基本色になっており、私たちが普段使っている白い蝋燭は日常の勤行等に使用し、赤い蝋燭は報恩講や七回忌以降の年忌法要などに使用します。

 

 金色の蝋燭は結婚式などお祝いの時に使用し、銀色の蝋燭は葬儀・三回忌迄の年忌法要にしようされています。

 

 また、蝋燭の形にはいかり型と棒型の二種類ありますが、年忌法要などはいかり型の蝋燭を使うのが好ましいです。

 

 そして、蝋燭を消すときは、口で吹き消したり、扇などであおいで消さず、芯切箸[しんきりばし]か芯切鋏[しんきりばさみ]で挟んで消すか、灯明消しを被せて消します。
 以上が蝋燭の使用方法です。次に仏様が蝋燭を通じて何を私たちに教えてくださったかお話していこうと思います。

 

蝋燭は自分の身を燃やしてあたりを照らし輝きます。闇に光を照らし、不安を抱える人の心に安心感をもたらすところから、光は仏様の慈悲と智恵の象徴とされています。
 また、こんな話が残っています。釈尊が晩年に大きな病に犯された時、釈尊がいなくなった後を案ずる弟子の一人に釈尊が言いました、「自分自身を灯明とし、自分自身を拠り所とするがよい。法を灯明とし、法を拠り所とするがよい。他に頼ってはならない」と諭されました。

 

私たちは日々、めまぐるしく変化している悩みや迷いの世の中で何を拠り所とし、何を信じていけばよいのか分からなくなる時があります。この教えの通り、他の人の判断をあてにせず、自分で考え、正しい教えに従い行動し、正しいものの考え方をすることによって自分の進むべき道が見えてくるのではないでしょうか。

 

次回のほほえみ法話は15日に更新させていただきます。今年もありがとうございました。また来年もお聞きください。よろしくお願いします。

合掌

(注)寺院によって蝋燭の使用法が異なることがあります。各寺院の住職にお尋ねください。


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